※「どーとくん」の著作権は「道徳のチカラ」にあります。書籍やネット上への無断使用は御遠慮ください。 〇C2010 The power of Moral Education
リアルタイムメッセージ No.594
2025年4月8日 記
新年度こそ 日常の指導を大切に
新年度、令和7年度が始まりました。
「黄金の三日間」という言葉があります。
新年度,最初の三日間(1週間)での指導が,1年間の学級経営に大きな影響があるという意味です。
何事も最初が肝心です。
お互いに適度な緊張感のあるこの時期に,学級の進むべき方向をきちんと指導することは大切なことです。
でも,勘違いしてならないのは,最初の三日間(1週間)がうまくいったからといって,その後もずっと学級が問題なく進むわけではないということです。
大切なのは,日常の指導です。立派なスローガンを掲げても,それが日常に結びつかなければ,すぐに子供に見透かされます。
逆に,最初の3日間が自分のイメージ通りに進めることができなかったからといって,悲観することもありません。
困難を乗り越えてこそ,学級のまとまりが確固たるものになっていきます。
これからの日々の(何気ない日常の)指導が,肝心です。
学級づくりのためにも,心して実施したいのが,道徳授業です。
主教材は教科書ですが、「教科書+教師用指導書」だけに頼って(または縛られて)いては,道徳授業はますます低迷していきます。
そこで,ぜひ活用していただきたいのが,『とっておきの道徳授業』シリーズです。
小学校は全20巻、中学校は第18巻まで発刊されています。
先生も子供たちも,まずは道徳を楽しんでください。
道徳授業を新年度の学級づくりにも大いに役立てていきましょう。
リアルタイムメッセージ No.593
2025年3月27日 記
心が震えるとき
先週は卒業式、そして今週は離任式(お別れの式)が行われた学校が多いのではないでしょうか。
教師という仕事をしていると、心が震える瞬間に出合えることがあります。
思わずグッときてしまうような感動を味わえる職業は、他にはありません。
その最たる場面は、やはり卒業式です。
また、離任する先生は、「お別れの式」でこみあげる涙をこらえきれないこともあるでしょう。
― それは、怒りや悲しみの涙の対極にある美しい涙です ― 。
「教師の仕事はブラックだ」などと報道されることが多くなりましたが、とんでもない。
教師の仕事は楽(らく)ではありません。
でも、やりがいのある楽しい仕事です。
令和6年度の自分に「お疲れ様!」。
そして、令和7年度も、教師としての誇りをもって歩んでいきましょう。
新著『退屈な道徳にさよなら 道徳授業がおもしろくなる技術』発刊!
佐藤幸司の新著『退屈な道徳にさよなら 道徳授業がおもしろくなる技術』が発刊になりました。
「はじめに」に,次のように書きました。
>
道徳授業を毎週行っている先生方に,最も効果的に道徳授業をおもしろくする方法を伝えたい。
そして,子供たちに「道徳っておもしろい」と感じてほしい。
そんな願いを込めて,私はこの本を書きました。
そのためには,何をどう変えていけばよいのか。
本書では,その〈秘密〉を全6章に分けて具体的な実践例と共に述べました。
まずは手始めに,効率性も意識しながら退屈ではない道徳授業を実施してください。
その先にあるのは,自分らしい楽しい道徳授業の創出と子供たちの笑顔です。
>
おもしろい授業をするには,そのための準備が必要です。
準備には,時間がかかります。
けれども,多忙を極める学校現場では,十分な授業準備をする時間がありません。
となると,まずは,「短時間で効果的な手立て」を知ることが大事です。
私がこの本を書いたのは,「多忙化解消か,手間暇をかけた授業準備か」という
多くの教師が抱えるディレンマを解消するためでもあります。
効率化を意識しながら,勘所を押さえて準備を整えれば,道徳授業がおもしろくなります。
道徳教科化7年目(中学校は6年目)となった今,退屈な道徳にさよならしましょう。
☆デジタル版機関誌 創刊☆
このたび,デジタル版機関誌『道徳のチカラ』が創刊となりました。
新・編集長は,川上大輝さんです。
デジタル版への移行に伴い,購読料は年会費2000円(季刊・年4回
発行)となりました。
すでに手続きの済んだ方には,デジタル版機関誌をPDFでメール送信
してあります。
今後,デジタル機関誌購読者が「道徳のチカラ」の正会員となります。
(無料メルマガ読者は,準会員と位置付けています。)
道徳教育・道徳授業づくりに有益な情報をいち早くお届けします。
申し込みアドレスは,こちらです。
まだの方は,ぜひお申込みください。
このHPの「お問い合わせ」から「機関誌購読希望」と連絡をいただいても
大丈夫です。