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リアルタイムメッセージ No.596
2025年6月1日 記
6月が旬! 祝日の授業
「旬の授業」には,二種類あります。
一つは,今,話題になっているニュース等を扱った授業です。
もう一つは,今の季節に関係のある授業です。
6月に入りました。
6月の祝日を題材にした授業が,『とっておきの道徳授業15』P.99~に掲載してあります。
この授業を最初に行ったのは,平成の時代です。
当時は,唯一祝日のない月が6月でした。
ですから,原実践では,1年間のカレンダーを調べて,6月だけが祝日がないことを確認しています。
令和に入り,天皇誕生日の関係で12月の祝日がなくなりました。
でも,12月は冬休みがあるので,それほど祝日がないことを意識しません・
祝日は,「国民の祝日に関する法律」で定められています。
5月の祝日で,子供たちに一番親しみがあるのは「こどもの日」です。
こどもの日の意味は,次のように書かれてあります。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」
なぜ,「こどもの日」は,「母に感謝する日」なのでしょうか。
ここに,問いが生まれます。
では,もし,6月に祝日をつくるとしたら,「何の日」をつくりますか。
子供たちからは,雨の日,傘の日,紫陽花の日など,楽しいアイディアが出されることでしょう。
子供たちが考えた「祝日」を発表して,感想を交流して授業を終えてもいいのですが,
歌で終えることもできます。
お勧めは,ゆずの楽曲「雨のち晴レルヤ」です。
曲を視聴した後,
「先生は,こんな『祝日』を考えました。」
と話し,
雨のち晴れる日(希望の日)
と板書します。
内容項目C「伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度」を扱った授業です。
授業のネタは,こんなところにもあります。
第36回道徳のチカラ全国大会2025 東京体育館 詳細決定
今年の全国の詳細が決定しました。
日時 2025年8月2日(土)
午前 授業記録検討会
午後 講座 模擬授業
〈テーマ〉がんばれ,道徳! ―子供たちを幸せにする道徳授業をつくる―
道徳の教科化から8年目(中学校は7年目)を迎えた今,学校現場では週1時間の道徳授業が
「普通のこと」として実施されるようになりました。けれども,その中身はどうでしょう。
教科書だけを使い,「教師用指導書」の通りに安易に進められる授業が,「普通のこと」として行われていないでしょうか。
一方,世間では高齢者をねらった犯罪が頻発し、ネット犯罪の低年齢化が進んでいます。
このような現状に対して,道徳授業に何ができるでしょうか。
がんばれ,道徳!
道徳には,子供たちを幸せにするチカラがあります。
道徳授業のあるべき姿に,本気になって迫るセミナーです。
☆申し込み☆
https://www.kokuchpro.com/event/074ebe64b84c5f80d601e3ab2e012b26/
〇主催 道徳のチカラ(代表:佐藤幸司)
〇協力 上廣倫理財団
〇参加費 4000円(午後のみ参加は3000円 機関誌購読の正会員は1000円割引)
〇定員 50人
〇日程
〇午前
9:30~11:40 道徳授業記録(プラン)検討会
班別検討、全体検討(コメンテーター[小]佐藤幸司[中]桃﨑剛寿 進行 辻川和彦)
〇 午後
12:40~13:15 道徳チャンピオン模擬授業 15分×2
① IWDP 2024 優勝 栁田一帆(愛知県 小学校)
② D1グランプリ2024優勝 飯村友和(千葉県 小学校)
13:20~14:00 がんばれ,道徳!この授業でテーマに迫る 講座 20分×2
① 佐藤浩太郎(神奈川県 小学校)
② 及川仁美 (岩手県 中学校)
14:10~15:25 実力派若手中堅が盤石ベテランに挑む
※ 若手中堅が事前にテーマを提案し,同テーマでの模擬授業を行う。
① 峯尾 唯 (千葉県 小学校) vs 辻川和彦(長崎県 小学校)
② 松本聡一郎 (熊本県 中学校) vs 桃崎剛寿(熊本県 中学校)
15:35~16:00 道徳授業と学級づくり 広山隆行(島根県 小学校)
16:00~16:45 代表講座「子供たちを幸せにする道徳授業をつくる」 佐藤幸司(東北芸工大)
2年連続の東京体育館開催です。
昨年度も,満席のお申込みをいただいています。
真夏の東京で,熱く学びましょう。
正会員(機関誌購読者)は,参加費1000円引きです。
下記からお申込みください。
当日,受付でも手続きはできます(その場で1000円引き)が,事前の購読申し込みを
お勧めします。
現在,第一期(No.1~4)の発行(配信)を終え,第二期No.5を編集中です。
新著『退屈な道徳にさよなら 道徳授業がおもしろくなる技術』発刊!
佐藤幸司の新著『退屈な道徳にさよなら 道徳授業がおもしろくなる技術』が発刊になりました。
「はじめに」に,次のように書きました。
>
道徳授業を毎週行っている先生方に,最も効果的に道徳授業をおもしろくする方法を伝えたい。
そして,子供たちに「道徳っておもしろい」と感じてほしい。
そんな願いを込めて,私はこの本を書きました。
そのためには,何をどう変えていけばよいのか。
本書では,その〈秘密〉を全6章に分けて具体的な実践例と共に述べました。
まずは手始めに,効率性も意識しながら退屈ではない道徳授業を実施してください。
その先にあるのは,自分らしい楽しい道徳授業の創出と子供たちの笑顔です。
>
おもしろい授業をするには,そのための準備が必要です。
準備には,時間がかかります。
けれども,多忙を極める学校現場では,十分な授業準備をする時間がありません。
となると,まずは,「短時間で効果的な手立て」を知ることが大事です。
私がこの本を書いたのは,「多忙化解消か,手間暇をかけた授業準備か」という
多くの教師が抱えるディレンマを解消するためでもあります。
効率化を意識しながら,勘所を押さえて準備を整えれば,道徳授業がおもしろくなります。
道徳教科化7年目(中学校は6年目)となった今,退屈な道徳にさよならしましょう。
☆デジタル版機関誌 創刊☆
このたび,デジタル版機関誌『道徳のチカラ』が創刊となりました。
新・編集長は,川上大輝さんです。
デジタル版への移行に伴い,購読料は年会費2000円(季刊・年4回
発行)となりました。
すでに手続きの済んだ方には,デジタル版機関誌をPDFでメール送信
してあります。
今後,デジタル機関誌購読者が「道徳のチカラ」の正会員となります。
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